以下はネット上にあった書き込みです。
Z会の共通テスト実戦模試は皆さんから見て、難しいですか??
大学への進学を希望する学生たちは、大学入学共通テスト(以下共通テスト・共テ)を受験しますよね。
共通テストとは、国公立・私立大学の受験生を対象とした、毎年1月に全国一斉で実施される試験のことです。
ではこの共通テストは何のために受けるのかと言うと、
・国公立の一般選抜受験者は原則として受けなければいけない
・大学によっては共通テストの得点率を合格のボーダーライン(目安)にしている
・一般選抜と比べ受験料が安く受験費用が抑えられる
といったように、共通テストは受験生にとって大きな役割を果たしています。
そんな共通テストに向けて、塾や予備校では「共通テスト模擬試験」というのを実施しているのですが、Z会の共テ模擬試験に関しては、
「難しい」「レベルが高すぎる」
という口コミが多く見受けられます。
果たして、Z会の共通テスト実践模擬試験はどの程度難しいのでしょうか?
これを解決するために本記事では、「Z会共通テスト実践模擬試験」について詳しく解説します。
Z会の共通テスト実践模擬試験が難しい。と言われる理由
Z会の共通テスト実践模擬試験が「難しい」と言われている理由をネットや口コミで調査しました。
すると「難しい」と主張する人の多くは、
『Z会の共通テスト模試の場合、他の模擬試験よりも点数が取れないから難しい』
と感じているようです。
以下はそう主張する口コミより一部抜粋したものです。
- 「模試では7割できるのにZ会は6割もできない」
- 「河合塾や過去問より2割低い」
- 「全て解答する時間が足りない」
そもそもZ会は、東大や京大を目指す人に向けた「通信教育」からスタートしているサービスである故、基本的に難易度は高くなります。
そのため、他の塾や予備校の模試と同等の結果(得点)を出すのは困難と言えます。
しかしながら、Z会は試行調査や試験の傾向などを踏まえた、より実践的な模擬試験を行っています。
過去問から読み解けるものもあれば、新形式に対応した難しい問題まで広く取り入れているので、本番の共テを受けるにあたり適切な難易度であると考えていいです。
実際にZ会の模擬試験の教材には以下のように記載があります。
本書は過去問、試行調査、試作問題を徹底分析して作成した、オリジナルの実戦模試を収録しています。
2025年用共通テスト実戦模試(1)英語リーディング (Z会大学入試完全対策シリーズ)より抜粋
試行調査とは?
作問から採点まで課題を検証する「プレテスト」のこと。
共通テストの前に予習として行い、問題の適切さの評価や起こりうるトラブルを改善することを目的としています。
Z会の共通テスト実践模試の難易度
駿台、Z会、河合の共テ直前演習、実践模試の難易度ってどんな感じですか?
共通テストの模擬試験は、様々な塾や予備校で実施されています。
そこで代表的な以下の3社、
「Z会」「駿台」「河合塾」
の共通テスト予想問題集に関して調べてみました。
すると、新課程において注目されている英語と数学に以下のような特徴がありました。
サービス名 | 全体 | 英語R | 数学ⅡBC |
Z会 | 難易度は高めだが標準に近い。 | 新過程に対応。 難易度は適切。 解説が詳しい。 | 新鮮なオリジナリティのある問題が多い。 難易度は少し高め。 |
駿台 | 使い回しが少なく難易度高め。 | 新過程に対応。 難易度は少し高め。 引っかかる問題がある。 | 傾向分析をした新鮮な問題が多い。 難易度は少し高め。 |
河合塾 | 模試の引用が多く難易度低め。 | 比較的簡単なので初心者向き。 新過程に非対応。 設問別正答率が掲載。 | 難易度は標準的。 |
実際にネット上には、Z会の模試に対する口コミが多数ありました。
- 「英語は得意科目ですが難しかったと思います。」
- 「英語Rは難しいです。 旧帝志望でない人はスルーでいい。」
- 「ベネッセ駿台英語→6割、全統共テ模試英語→5割、Z会英語→4割 なにこれ。」
- 「数学だけ異常にできません。解こうと思っても時間がかかりすぎてしまい、最近は答えと並行しながら解いています。」
- 「数ⅠA→過去問くらいで、数ⅡB→やや難しい。」
共テの予想問題集の分析とこれらの口コミから、3社の難易度は以下のようであると考えられます。
Z会 ≒ または > 駿台 > 河合塾
Z会は傾向調査と試行調査を含めた分析が丁寧で、共テの新形式や新しい傾向の分析を得意としていて、実際に2023年度の共テ数IIBで1問当てています。
各社の予想問題集の分析結果から見て、
・高得点を狙うならZ会と駿台
・現時点で苦戦しているのなら河合塾とZ会
このような形で組み合わせて複数の模擬試験を行うと良さそうです。
Z会の共通テストで高得点を取る方法
前述の内容から、Z会の共通テストで高得点を取る方法は以下の通りです。
高得点を狙いたい方 | ・Z会の試行調査(プレテスト)を行う ・駿台atama+プレ共通テストも行う |
得点の低い方・ベースを上げたい方 | ・河合塾の全統プレテストを行う ・代ゼミ(プレ)/ 進研ゼミ(プレパック)/ 東進(共通プレ)も行う |
Z会と駿台は1番レベルが高いので、河合塾などで高得点を出している方はこの2つのプレテストを行いましょう。
まだ高得点を出せていない方は、同じレベルで他社のテストを受けてみて、苦手とする分野を問題集を使ってベースアップを図ってみてください。
いずれにせよ、Z会の模擬試験は共通テストより難易度は高いので、共通テストで良い結果を得られるに違いありません。
Z会は全国のライバルと比較できる機能があり、自分の立ち位置を知るためにも本試験間近に行うといいでしょう。
まとめ
以上の通り、Z会の共通テスト模試は難易度が高いことから、他の模擬試験よりも点数が取りにくいです。
しかしながらZ会は、志望校の過去問や試験の傾向から試行調査を行った、より精度の高い試験内容であるため、本番の共テを受けるには適切な難易度といえます。
とはいえ、Z会のレベルについていくのは容易くありません。
もしも今通っている塾に物足りなさや不満を感じているなら、Z会に限らず、一度塾の見直しをしてもいいと思います。
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一度ここで見てみるといいですよ。
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