学校の授業がつまらないです。
天才のように扱われますが、僕にとって苦痛でしかありません。
学校へ行かなければいけないことは分かっていても、授業がつまらなくてはやる気がおきません。
ですが、なぜ授業がつまらないと感じてしまう子がいるのでしょうか?
そこで本記事では、
- 授業がつまらないと感じる原因
- つまらないと感じてしまう子供の特徴
- 具体的な対処法
以上について解説します。
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授業がつまらないと感じるのは、その授業が子供に見合っていないからです
さて、特定の子どもたちは、なぜ授業がつまらないと感じてしまうのでしょうか?
調べたところ、つまらないと感じてしまうのには、以下のような理由がありました。
- 教師の教え方が下手
- 授業が淡々としている
- 受け身でただ話を聞くだけ
- 先生が適当に感じる
- 教師から熱意を感じられない
- 授業のペースが遅くて疲れる
- すぐに問題が解けて手持ちぶたさになる
つまり、授業がつまらないと感じるのは、
「授業の内容や進め方が本人に見合っていない」
からです。
授業がつまらないのは、周りよりも能力が高かったり、しっかりと予習・復習を行って理解しているからです。
いくら真面目に授業に向き合っていても、本人に合わない授業の内容やテンポでは、集中力も切れてしまい、退屈に感じてしまいます。
ですが反対に、理解できなくてつまらなく感じている場合や、低学年のために余裕で授業についていける場合なども考えられます。
つまり、授業がつまらないと感じているのは、一概にその子が優秀だからとは言い切れないのです。
続けて、授業がつまらないと感じている子供に見受けられる行動を解説します。
授業がつまらないと感じる子に見受けられる行動
授業に対して「つまらない」と感じる子には、いくつか共通する行動や反応が見られます。
例えば、授業に集中できずに寝てしまったり、じっと座っていられずに教室内を歩き回ったりする子もいます。
これは単なる落ち着きのなさではなく、授業への関心や刺激を感じられない原因になっているのです。
また、先生よりも先に答えを言ってしまったり、教師のちょっとしたミスや説明の曖昧さを指摘する子もいます。
このような行動は、一見「生意気」と受け取られるかもしれませんが、本人にとっては授業の内容が簡単すぎて、物足りないというサインであることが多いのです。
退屈さからイライラしたりストレスを感じるのも、知的好奇心が満たされていない状態から生じる「フラストレーション」とも言えます。
よって、授業がつまらないと感じている子は、学習内容が自分の理解度や興味関心に見合っていないことから、そのズレが態度や行動に表れてしまうのです。
これによってどんなデメリットが待ち受けているのか、その本質を以下で解説します。
授業がつまらないと感じた時の最も大きなデメリット
実際に、授業がつまらないと感じてしまうと、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
調べたところ、最も大きなデメリットは「やる気を失う」ということです。

こちらのグラフは国立教育政策研究所(※1)が実施した、学習意欲に関する調査研究の調査より引用したものです。
グラフが示す通り、小・中・高ともに「授業がつまらないとき」が、最もやる気がなくなると答えています。

一方、やる気になる場面は、どの世代も「授業がおもしろいとき」と「授業がよく分かるとき」の2つが、最も票を集めていました。
こちらの調査から、家族関係においては、
- 両親などがほめたり励ましたりするのは、効果が大きい。
- しかったり「勉強しなさい」と言うことは逆効果。
- 家族は仲良く楽しく過ごし、他人と比較しないこと。
学校においては、
- 教員がほめたり学習ノートに返事を書いたりするのは効果が大きい。
- 分かる授業・おもしろい授業で学習に対する意欲が高まる。
という結果が得られています。
以上のことから、授業自体の問題と、子供に対する家族の接し方に問題があることがわかります。
参考:国立教育政策研究所「学習意欲に関する調査研究」概要
※1 国立教育政策研究所(こくりつきょういくせいさくけんきゅうじょ)とは、教育政策に係わる調査研究を行うために日本の文部科学省に置かれている研究所です。
子供が授業がつまらないと感じている時の対処法
では、授業がつまらないと感じている子には何をしたらいいのでしょうか。
以下で対処法を解説します。
家族関係に問題がないか考える
子供が授業に対してつまらないと感じているのは、家族関係に問題があるかもしれません。
先ほどの調査でも、
- 「勉強しなさい」といわれた時にやる気がなくなる(半数以上)
- 家族の仲が悪かったりして嫌な時にやる気がなくなる(7割以上)
- 家の人に友だちと比べられた時にやる気がなくなる(小学生5割、中学・高校生7割)
つまり、授業がつまらないと感じる背景には、家庭での人間関係が影響している可能性が高いのです。
親から「勉強しなさい」と命令口調で言われ続けると、子供はやる気を失い、勉強そのものに興味を失ってしまいます。
大切なのは、結果や比較することではなく、子供の努力や姿勢を認めてあげること。
小さなことでも「頑張っているね」と言葉にして伝えたり、勉強のことばかり話さず子供の話に耳を傾けたりといった小さな習慣が大切です。
スクールカウンセラーに相談する
子供から授業がつまらないと言われたら、なぜつまらないと感じるのかを聞いた上で、内容によっては、スクールカウンセラーに相談してもいいかもしれません。
スクールカウンセラーとは、小・中・高に配備されている「心の相談室」のような存在で、以下の役割を担っています。
- 児童生徒に対する相談・助言
- 保護者や教職員に対する相談(カウンセリング、コンサルテーション)
- 校内会議等への参加
- 教職員や児童生徒への研修や講話
- 相談者への心理的な見立てや対応
- ストレスチェックやストレスマネジメント等の予防的対応
- 事件・事故等の緊急対応における被害児童生徒の心のケア
引用元:文部科学省「スクールカウンセラーについて」
もしも、子供が学校になにかしらの不満を持っているようであれば、
「授業のスピードが遅いことにストレスを感じている」
「イライラが態度に出て怒られてしまう」
「先生は良い方なのでなるべく迷惑をかけない方法がないか悩んでいる」
と、事実をそのまま説明して対策を練ってもらいましょう。
もしかしたらその子のためを思って、ドリルやプリントを進めていいとか、読書してもいいと打診してくれるかもしれません。
担当教師の指導方針にもよりますが、まずは「ありのままを伝える」ことが大事です。
学校以外の教育学習を勧める
もしも子供が、「授業のレベルが低い」「簡単すぎて退屈」という場合は、学校以外の教育を勧めてみましょう。
教科書を読むだけで理解してしまう、頭の回転が早くて教わっていないことも知っているといった、同世代よりも知能の高い子供は少なからずいます。
このような子たちにとって、授業の内容は既に理解してしまっているため、単純につまらないのです。
自分の子供が「 能力が高い」と判断できるのであれば、その子が興味を持っている分野を深掘りさせてあげましょう。
例えば、算数が好きなら論理的思考を育てるパズル教材、理科が好きなら科学実験キットなど、楽しみながら知識を吸収できる環境を作りましょう。
学校で扱わないような内容でも、探究心を刺激するような体験を通すことにより、より主体的な学びに繋がることもあります。
仮に、授業中に他のことを行っても良いようであれば、他の授業の予習をしたり、レベルの高い教材や通信教育などの問題を解いてもいいでしょう。
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「つまらない」先生は、誰かにとって「恩師」かもしれないと考える
授業が退屈に感じると、ついつい教師のことまで否定的に見てしまうことがあります。
でも、その「つまらない」と感じた先生が、他の誰かにとっては大切な存在、後に「恩師」になるかもしれません。
例えば、私の中学時代の同級生に、地元でNo.1の公立高校に入った友人がいました。
彼は授業中に教科書を読むか寝ているかで、その態度から先生によく注意され、怒って教室から出ていったこともありました。
そのせいで先生は機嫌が悪くなったり、残された教室の空気も悪くなるため、彼は勉強ができるのに問題児になってしまったのです。
ですが、その先生の授業はわかりやすくて、やさしく教えてくれるのでみんなから信頼されていました。
学校はひとりのためにあるわけではないですし、一部の人には響かない授業でも、誰かにとっては大きな存在かもしれません。
こういった視点を少しでも持てると、授業との向き合い方や、人としての成長も得られることでしょう。
まとめ
以上、学校の授業が「つまらない」と感じている子供について、その原因から特徴を見い出し対処法を解説しました。
この問題の多くは知能の高さに起因しているようですが、既に述べた通り一概にそうとも言い切れません。
子供が授業に対して悩んでいる様子を伺いつつ、その子にとってベストな方法をぜひ模索してみてくださいね。
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